この記事では「ご用意いたします」について解説をします。
「ご用意いたします」とは？
話し手の方であるものをそろえておく、という意味です。
「ご用意」の「ご」は、その行為を受ける人へ尊敬の意を表すものです。
「用意」は、あることをするために必要なものを整えておくことをいいます。
「いたし」は「する」の謙譲語で、「ます」は敬意を表す語です。
「ご用意いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あることをするために、前もって話し手の方で何かを整えておくときに用います。
「こちらでこういったことをしておきます」と知らせる言葉です。
頼まれて何かをするときも、頼まれていないけれど何かをするときも、このような表現を使うことができます。
この行為を受ける人に対して敬意を込めた表現をしており、失礼ではない表現です。
揚げ物店のことで説明をします。
この店では、店頭で揚げ物を販売しています。
お客さまにすぐに渡せるように、揚げたものを袋に入れた状態で並べています。
しかし、揚げたてを食べたいという人もいるはずです。
もし揚げたてを食べたいのなら、店の者にそのように言ってくれれば、少し時間はかかりますがその場で揚げます。
できたばかりのものをそろえるのです。
このさまを「揚げたてを〜」といいます。
「ご用意いたします」を使った例文
・『ギフトボックスをご用意いたします』
「ご用意いたします」の返答や返信
あるものを用意してくれるので、そのものを用意してもらいたいときは「お願いします」の意を伝えます。
そして、それを行ってくれることに対してお礼を伝えましょう。
そのものを用意しなくてもよい場合は、断る言葉を伝えてください。
好意でこのように言ってくれていることもあるので、相手の気持ちに配慮をすることが大切です。
「ありがたいのですが」「せっかくですが」と一言あると配慮を感じられます。
まとめ
この言葉は、話し手の方で何かを整えておくときに用いるものです。
何かをするために、誰かがあるものを用意しなければならないときがあります。
この言葉を伝えておけば、誰が用意をするのかはっきりとします。
