「以下の点を踏まえ」というフレーズは論理的な構成の文章でよく使われる表現です。
ビジネス用語の「以下の点を踏まえ」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「以下の点を踏まえ」とは?
「以下の点を踏まえ」とは、「これから示す内容を前提にして」という意味で使われているビジネス表現です。
まだ提示していないこれから示すいくつかの内容のことを「以下の点」といいます。
一般的には物事を説明する文章においてこれから記述するいくつかの内容を指す意味で使われる表現です。
「踏まえ」は「踏まえて」と同じ意味である物事をよりどころにしてその上に立つ、つまり前提にして立脚することを意味します。
説得力を持って説明するには論理的な事実の裏付けや理由の提示が必要です。
「以下の点を踏まえ」は「ある内容を理解するにはこれから示す内容を前提にする必要がある」という意味で使われています。
「以下の点を踏まえ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
後に示す内容が先に示す内容の前提になる場合に用いられる表現なので、前後が論理的につながっている場合にのみ使えます。
後の内容が前の内容に一切関係しない場合や根拠になり得ない時は成立しないので、使う場合は論理性を重視してください。
「以下の点を踏まえ」を使った例文
・『これから紹介する以下の点を踏まえた上で有効な対策を立案する必要がある』
・『まだよくわからないだろうが以下の点を踏まえれば納得できるだろう』
・『以下の点を踏まえて設問に回答しなさい』
「以下の点を踏まえ」の類語や言いかえ
「後述する点を踏まえ」「下記の点を踏まえ」はレポートなど文書でのみ使える表現です。
「次の点を踏まえ」「これから挙げる点を踏まえ」なら口頭による説明でも使えます。
「以下の点を前提に」「以下の点を念頭に」でも似たような意味になります。
まとめ
「以下の点を踏まえ」は論理関係が重要な表現です。
正確な説明に便利な表現ですが使い方が難しいので意味がきちんと伝わるよう正しく使いましょう。
