「先述の通り」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「先述の通り」とは?
「先述の通り」とは、あなたが先に記載してある事項を繰り返し伝えたいときに使用できる言葉です。
「先述」は「せんじゅつ」と読み、「これより先に記載してあること」という意味です。
「その内容のままである」という意味の「〜の通り」と組み合わせて「これより先の段階で書いてある通りに」という言い回しになります。
主にある程度長い文章で最後に内容をまとめたり念を押したりするときに使用されます。
「先述の通り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「先述の通り」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが会社内に新しいシステムの変更点について解説するとします。
ある程度説明を終えた後、最後の締めくくりに「今回の変更点については先述の通り、3点ございますのでご注意願います」と整理すると分かりやすくスマートな印象になります。
「先述の通り」を使った例文
・『先述の通り執り行いますので何卒ご協力の程よろしくお願いいたします』
・『今回の問題点は先述の通り、システムの不具合にあると考えられます』
・『先述の通りいくつか改善点はございましたが、おおむね及第点かと存じます』
「先述の通り」の類語や敬語での言いかえ
たとえば「上記の通り」や「上にあります通り」「先に申し上げた通り」「前述の通り」などに言いかえできます。
同じことを再度繰り返す表現ですので、あまりくどくならないようある程度内容をまとめて言いかえると相手に伝わりやすくなります。
また前に述べるのではなく、文章の後に述べたい場合は「後述の通り」という言い方も使用できます。
まとめ
このように「先述の通り」は、あなたが先に記載してある事項を繰り返し伝えたいときに使用できる言葉です。
ビジネスでもプライベートでも使える言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
