「後手後手になってしまって」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「後手後手になってしまって」とは?
「後手後手になってしまって」とは、ビジネストークや敬語での文章などにおいて「もっと早めに処置を講じるべきではございましたが」もしくは「対応が遅過ぎると言われても仕方がない次第ではございますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
「相手に先を越される」さまを示す「後手」という語は、ビジネス上では「競合他社が先に手を打つ」様子などを表しており、上記のフレーズは「毎回動き出すのが遅れていることは存じておりますが」などというニュアンスで使用されています。
「後手後手になってしまって」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「後手後手になってしまって」とは、「もっと早い段階で行っておくべきではございましたが」ないし「他社の後塵を拝すこととなってしまいましたが」などという意味合いで使われている言い回しです。
一般的にスピード感と正確性が重視されるビジネスにおいては、他社よりも常に先に動いたり決断することなどが求められますが、それらの渦中で急いで行うべき対応についてなかなか始められなかったり、ぐずぐずしている間に無為に時間が過ぎていってしまった旨に触れることができる表現です。
「後手後手になってしまって」を使った例文
・『後手後手になってしまって大変恐縮ではございますが、同じ地区に競合他社が新店をオープンしたことを受けまして、弊社の販売店舗における売場の改装作業を行うことを決定いたしました』
・『後手後手になってしまって失礼いたしますが、ここ数年来の業績不振におかれましては営業体制の見直しを行う必要があると存じます』
「後手後手になってしまって」の類語や言い替え
・『もっと早めに手を打つべきではございましたが』
・『本来であれば先手必勝に留意しなければなりませんでしたが』
・『迅速な処置が求められている状況ではございますが』
まとめ
「後手後手になってしまって」とは、ビジネストークや敬語での会話などにおいて「対策を講じるタイミングを逸してしまっているとは思いますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて臨機応変に使いこなしましょう。
