「私が言うのもなんですが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「私が言うのもなんですが」とは?
「私が言うのもなんですが」とは、ビジネスメールや敬語を使う会話などにおいて「こちらからの発言としましてはおこがましいと存じますが」または「不躾であることは承知しておりますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
取引や商売などを続けていく過程で、取引相手や得意先、または自分の上司や先輩などへ向けて、言いづらいことや失礼だと思われるようなことを伝えなければならない場合などに使用されています。
「私が言うのもなんですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「私が言うのもなんですが」とは、「こちらから口にさせていただくのは図々しいと存じますが」あるいは「大変言いにくいことではございますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
長期的な取引や事業などを執り行っていく過程で、事業関係者や職務担当者などへ向けて、言いづらいものの言わなければいけないことなどを伝える際などに用いられている文言で、同時に失礼ながらも言っておきたいことなどを後述しておく必要があります。
「私が言うのもなんですが」を使った例文
・『私が言うのもなんですが、現在の弊社における営業体制は手を加える点が見当たらないほど完璧な状態だと思っております』
・『私が言うのもなんですが、弊社の強みは優れた商品力にあると存じておりますので、他社が追随してくるのもやむを得ない状況でございます』
「私が言うのもなんですが」の類語や言い替え
・『恥ずかしながら言わせていただきますと』
・『僭越ながらお伝えさせていただきますと』
・『無作法であることは承知しておりますが』
まとめ
「私が言うのもなんですが」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「失礼であることは重々存じておりますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつのないように使いこなしましょう。
