ここでは「行った際に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「行った際に」とは?
「行った際に」は、2つの意味で使われています。
1つ目は、どこかに行った時に、と用いる場合で、「今度そちらに行った際には、是非そこにも立ち寄ってみたいと思います」などという使い方になります。
もう1つは、何かを行った時に、となり、使い方としては「それを行った際には必ずその記録をつけておいてください」のようになり、文脈からどちらのことなのかを判断する必要がありますが、このような使い方を見てもすぐにそれが分かるので、特に難しいことはないでしょう。
「行った際に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「行った際に」は、先のように、使い方からどちらとして用いているかを判断することになりますが、それは文章で使った時だけで、口語ではそれぞれ「いった」、「おこなった」と発音が違うことから、それについて考える必要は何もありません。
この後者の「おこなった」の方で使う場合には、文脈から判断する以外に、それと分かりやすいように「行なった」や「おこなった」と表記することがあり、ビジネスシーンでもそういった用い方をする場合が少なくありません。
「行った際に」を使った例文
・『今回は時間がとれずに行くことが出来ませんでしたが、次に行った際に必ずそちらにも顔を出すつもりです』
・『2人で同じことをしてしまわぬよう、その作業を行った際には必ずそれを当日中に○○さんに伝えてください』
「行った際に」の類語や言い替え
・『出向いた際に』
自分がどこかに「行った際に」と使う場合には、このように言い替えることができます。
それを丁寧にした用い方で、「次に出向いた際には、是非立ち寄らせていただきます」のような使い方になります。
誰かがそこに「行った際に」と用いるには向いていないので、このように使う人がそうした時には、と使う表現になります。
まとめ
「行った際に」は、どこかに行った時に、もしくは何かを行った時に、という意味になる表現です。
文章で使う時には、後者は「行なった」や「おこなった」と表記すると分かりやすくなるため、シーンを問わずそのような用い方もよく見られます。
