ここでは「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」とは?
「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」は、その日までに何かを提出して欲しいという時に使う表現です。
「提出」と使える対象を求めているため、書類がそれになることが多いですが、模型などの形があるものに対して使うこともでき、平たく表現すれば「出してください」と伝えているのと同じです。
そのように、該当するものを出して欲しいと丁寧に伝えるために用いられ、目上になる人や多人数を相手に使う表現になりますが、教育機関で生徒に課題として何かの提出を促すような時には向いておらず、丁寧ではあるものの、いわゆるビジネスライクな表現だと言っていいでしょう。
「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」は、先のように、表現的にあまり感情がこもっていない形です。
よって、一斉発信になるメールでその全員に何かを提出して欲しいと使うような場合に向いており、事務的にそれをお願いしたいという用い方に使われることが多いです。
実際にも「先ほどのアンケートですが、〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」のような使い方をされており、文章向けのため、口語には適していません。
そちらで使う時には「〜までにご提出ください」くらいまで崩すとよく、この形は文章でも用いられています。
生徒に対して課題を提出するように、といった使い方をしたい場合は「〜までに提出するように」のような命令形にする必要があり、このような使い方は上から下へという場合にのみすることができます。
「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」を使った例文
・『履歴書、及び職務経歴書は、〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます』
・『PDFファイルを印刷の上、そちらにご記入いただきまして、〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます』
「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」の類語や言い替え
・『〇月〇日までにご提出をお願いします』
「〜にご提出をお願い申し上げます」ほど堅くなく、それでいてビジネスシーンで問題なく使える表現になります。
こちらの方が仰々しく見えてしまうことがないため、無理に「〜申し上げます」とはせず、このように使った方がいい場合も多いです。
まとめ
「〇月〇日までにご提出をお願い申し上げます」は、その日付までに何かを提出して欲しいという意味になります。
堅い使い方になる表現のため、多人数が相手の事務的な連絡に向いており、ここまで堅くない類語として挙げた方を使う場合もよく見られます。