使い方が分からないビジネス敬語があると、困惑してしまうもの。
「あいにくビジネス」の正しい意味と使い方を見ていきましょう。
「あいにくビジネス」とは?
「あいにく」とは「生憎」と表現します。
調子が悪いこと、不都合なことを指している言い方です。
この場合の「ビジネス」は勤務中であること、別件が入っていることを示します。
「残念ながら、他の仕事があるので」このような解釈ができる、日本語といえるでしょう。
「あいにくビジネス」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
心苦しい気持ちを表現しているのが「あいにく」です。
他の予定が入っていてスケジュールが空いていない時、またはお休みや出張が入っていて日程を崩せない時に使われています。
一方で「あいにくビジネス」という響きは、人によっては唐突に聞こえます。
例えば「あいにく」を「あいにくですが」や「あいにくではございますが」に整えて「あいにくですが、ご指定の日は他のビジネスで埋まっておりまして」と言い替えると丁寧な言い方になります。
相手を思う、きちんとした表現になるので心得ておきましょう。
「あいにくビジネス」を使った例文
・『申し訳ありません。あいにく他のビジネスが入っておりまして』
・『あいにく今週は、別件のビジネスが立て込んでおりまして』
「あいにくビジネス」の類語や言い替え
似ている言い方に「あいにくではございますが」があります。
「あいにく」よりも長文になっているので、言いにくい返答をする時に使いやすいです。
例えば「10日は空いていますか」と先方からメールが届いた時に、「あいにくではございますが、その日は終日出張に出ております。11日と13日は空いております」と使えます。
言い替えの表現に「誠に残念ではございますが、別件が入っております」や「残念ですが、その日はお休みを頂いております」があります。
覚えておきましょう。
まとめ
「あいにくビジネス」を解説しました。
気になる言い回しを正しく学んで、誰よりもできる社会人を目指してください。
