「いかがなされますか」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「いかがなされますか」とは? ビジネス用語

ここでは「いかがなされますか」という言葉について、詳しく説明していきます。

「いかがなされますか」とは?意味

「いかがなされますか」は、「どうしますか」という意味になります。

それを「どうなされますか」とすると丁寧な表現になり、更に敬語表現にすると、この「いかがなされますか」となります。

よって、意味になる「どうしますか」と問う際に、その相手に対して丁寧、且つ敬語を使うような場面でのみ使われると考えていいでしょう。

そのため、使う相手が限られる言葉で、目上の人やビジネスでの取引先、お客様に当たるような相手に丁寧にどうするのかと聞くようなシチュエーションで用いられ、メールなどの文書でも使えないことはありませんが、どちらかと言えば口語で使う言葉になります。


「いかがなされますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「いかがなされますか」は先のように、あまり文章では使わない言葉です。

その相手と面等向かった場面で直接どうするのかと聞く時に用いる表現で、その相手に対してとても丁寧に対応する(しなければならない)時に使うことがほとんどです。

よって、このように相手から使われた場合には、それだけ相手がこちらに気を遣ってくれていると考えることができますが、ビジネスにおけるお客様に当たる場合にはよく使われる表現でもあり、このように使われたからといって特に恐縮する必要はなく、こちらがそのような立場だという(少なくともその場面では双方のそれに差がある)ことが改めて確認できる言葉です。


「いかがなされますか」を使った例文

・『この4色から選べますが、いかがなされますか』
・『雨が降りそうな予報ですが、傘はいかがなされますか』

「いかがなされますか」の返答や返信

この言葉を使われた時には、どうするのかと問われていることになります。

上の例文を元に適切な返答例を考えてみると、上の場合は4色のうちのどれかを返答すればよく、下では傘を持っておく、特に必要ないなどと返答すればいいでしょう。

表現がとても丁寧なので、返答の形もそのようにしなければいけないと考えてしまいがちですが、決してそのようなことはなく、「~はいかがなされますか」と問われた際に、「いや、結構です」などとそれほど丁寧な表現を使わずに答えてしまっても特に問題はありません。

それは、こちらがそのような立場なためにこの言葉を使われているからです。

まとめ

「いかがなされますか」は、どうするのかととても丁寧に、敬語表現で問い掛けている言葉になります。

双方に立場の差がある場合に使われることが多いので、使われた側は同様にそこまで丁寧な表現で回答する必要はありません。

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