ここでは「いかがお過ごしでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「いかがお過ごしでしょうか」とは?
「いかがお過ごしでしょうか」は、挨拶文の定番と言える表現になります。
これだけで使うことはあまりなく、前にこんな時期ですがといったような季節の挨拶表現をもってきて、それとセットで文章を作るという具合です。
簡単な例では、「とても暑い最中ですが、いかがお過ごしでしょうか」のような使い方になり、そんな暑い中ですが、どう過ごされていますかという意味で用いる冒頭の挨拶文になります。
同様に、寒い中、穏やかな季節ですがなどと、この前にもってくる表現によって色々なその手の文章を作ることができますが、いずれも定型文として用いられるため、そこまで意味を気にして使うものでもありません。
「いかがお過ごしでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「いかがお過ごしでしょうか」は、いわゆるご機嫌伺いになる表現です。
先のように、意味はそれほど気にする必要はなく、冒頭のクッション文に用いられています。
カジュアルな表現になるため、個人的なやりとりで使われることがほとんどで、その相手とそれなりの付き合いがある仲でないとビジネスシーンではまず用いられません。
日頃から手紙のやりとりをしている間柄では、その都度この前につける季節の挨拶表現を変えて使われており、時節を問わない無難な文章の書き出しとして便利な表現です。
口語で使うには適していないので、そちらで用いられることはなく、手紙やメールといった文章専用の表現となっています。
「いかがお過ごしでしょうか」を使った例文
・『長雨で気持ちも滅入りがちな日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか』
・『寒さ肌にしみる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか』
「いかがお過ごしでしょうか」の類語や言い替え
・『お元気でお過ごしのことと存じます』
こちらも同様に、季節の挨拶表現とセットで用いられます。
そのまま言い替えになりますが、1つ注意点があり、表現的にその相手に長期にわたる持病や疾患などがあると分かっている場合には向いていません。
相手に特にそういったことがなく、いつも通り元気で何よりだという使い方になるため、特に闘病中だと分かっている時には用いるべきではないので注意してください。
まとめ
「いかがお過ごしでしょうか」は、冒頭の挨拶文で用いられている表現です。
その季節ならではの挨拶表現とのセットでそれになり、特に時節を選ばずに使うことができるため、個人的なやりとりになる文章の書き出しでは定番の表現となっています。
