「いかがでしたか」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「いかがでしたか」とは? ビジネス用語

「いかがでしたか」とは?

ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。

「いかがでしたか」とは?

このフレーズは、相手に感想や意見を丁寧に尋ねる際に用いられる言い回しです。

このフレーズを品詞分解すると、「いかが」+断定の助動詞「です」の連用形に過去の助動詞「た」が付いた「でした」+疑問の助詞「か」という構成になります。

「いかが」は漢字表記すると「如何」と書き、「どのように」といった意味合いの言葉である「どう」の丁寧な言い方です。

この言葉は相手の気持ちや様子を確かめる際に使われる語句です。

よって、このフレーズは「どうでしたか」「どう思われますか」といった意味合いになります。


「いかがでしたか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

このフレーズは、大きく分けて以下の2つのシーンでよく使われます。

一つは、サービスの評価を聞く際です。

レストランで食事をしたり、エステでマッサージを受けたり、映画館で映画を観たりした際に、その満足度を聞くためのフレーズです。

簡潔に「善し・悪し」の評価が聞きやすく、さらに感想や意見などにもつながることがあります。

もう一つは、過去の経験を確認する際です。

直近の休暇や購入した商品、個人特有の体験談などさまざまな自由コメントが聞ける質問です。

あと、よく似たフレーズに「いかがでしたでしょうか」という言い回しがあります。

一見、より丁寧な敬語のようですが、このフレーズは丁寧語がダブった二重敬語となり、不適切な敬語表現です。

正しくは、「いかがでしたか」となります。


「いかがでしたか」を使った例文

・『昨夜観た映画はいかがでしたか』
・『プロジェクトの進捗状況はいかがでしたか』
・『明日の13時からミーティングを行ないたいのですが、ご都合はいかがでしょうか?』

「いかがでしたか」の類語や言い替え

このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。

・『いかがでしょうか』
・『お気に召しましたか』
・『ご満足いただけましたか』
・『お役に立てましたか』
・『どうでしたか』
・『感想を伺えますか』

まとめ

このフレーズは、何かについてどうだったかということ尋ねたい場合に丁寧な表現で聞くための言い回しです。

日常生活でもビジネスにおいても頻繁に使われる表現ですが、丁寧な言葉遣いに気を取られ、丁寧過ぎたが故に二重敬語や不適切な敬語表現になることもありますので注意してください。

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