ここでは「いずれかで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「いずれかで」とは?
「いずれかで」は、いくつかある何かのうちの「どれかで」、という意味で用いられます。
「こちらのうちのいずれかでお願いします」とした時には、その中のどれかでお願いしたいと言っており、「このうちのいずれかです」と使った場合、この中のどれかだと伝えています。
このような用い方で、丁寧な表現にもなることから、どのようなシーンで用いてもこの表現自体が失礼になることはなく、ビジネスにおいても「これらの案のいずれかで決定したいと思います」、「以下のいずれかのケースが支給対象になります」などと使われている表現です。
「いずれかで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「いずれかで」は、先のように、いくつかの中のどれかで、と用いられています。
その対象は2つ以上であればよく、それが10もあったとしても、「この中のいずれかで〜」といったように使うことができます。
尚、こちらの「いずれかで」で用いている「いずれ」という言葉は使い方によって意味が大きく変わるのが特徴で、「いずれ」だけだと、「いずれお会いいたしましょう」などと使って、「いつか」という解釈になります。
「いずれも」とすれば、「全てが」という意味で使うことができるので、これらの意味と混同しないように注意してください。
「いずれかで」を使った例文
・『先に挙げたうちのいずれかでお願いします』
・『○○、または△△のいずれかで何とかなりませんか』
「いずれかで」の類語や言い替え
・『どちらかで』
こちらは、2つのうちのどれかで、という使い方になります。
その場合にも「いずれかで」と用いることができるので、無理にこちらにする必要はありませんが、この「どちらかで」とした時点で選択の対象が2つしかないことが分かるため、2つの場合はこちらを、3つ以上になる時には「いずれかで」と使うといいでしょう。
まとめ
「いずれかで」は、いくつかの中のどれかで、と使う表現です。
2つ以上の対象になるものの中からどれかを選ぶ、選んでもらうという用い方になる表現で、ビジネスを始めとする色々な選択シーンでそのように使われています。