お店に入店する際によく聞く「いらっしゃいませ」。
アルバイトをしていると時に実際に使ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも会社で働くとなると滅多に使いませんよね。
「いらっしゃいませ」はどういう意味なのか、ビジネスの場ではどういった使い方をすればいいのかを解説していきます。
「いらっしゃいませ」とはどういう意味?
「いらっしゃいませ」は来訪を歓迎する意味があります。
お店でよく使われるのは、お客様を歓迎しているからです。
実はこの言葉、「来る」「行く」などの尊敬語「いらっしゃる」に命令形の「ませ」を組み合わせたもので、実は命令表現でもあるのです。
命令系と聞くと本当に敬語なのか、ビジネスでも使っていいのか、少し不安になってきますよね。
結論としては使っても問題ありません。
命令系の「ませ」は丁寧の意味。
そのため「いらっしゃいませ」は尊敬語でもあるのです。
でもお店でよく使われることもあり、お店独自の言語とも思えてしまうこの言葉。
本当にそれ以外の会社で使うことはあるのでしょうか。
実は使う場面があるのです。
それは来客があった時です。
受付の方などは来客があった際に「いらっしゃいませ」を使います。
同じような意味としては「ようこそいらっしゃいました」を使う場合もあります。
これらの言葉はあまりビジネスの場で聞き覚えはないかもしれませんが、ちゃんと使われている言葉なのです。
「いらっしゃいませ」メールで使う場面はある?
「いらっしゃいませ」をメールで使う場面はありません。
一般的に対面で使われるからです。
確かにメールで「いらっしゃいませ」を使うとかなり違和感がありますよね。
それでは、メールで来訪を歓迎する気持ちや感謝する気持ちを伝える時にはどうすればいいのでしょうか。
来訪を歓迎していることをメールで伝えるには「ご来訪をお待ちしております」を使います。
来訪日を伝えるメールの最後にこの一文を加えることで、来訪を待っている気持ちが伝わります。
次に、来訪を感謝している気持ちを伝えたい場合ですが、この時は「ご来訪いただきありがとうございました」または「ご来訪感謝いたします」を使います。
来訪後メールする際は本題に入る前に使うといいでしょう。
まとめ
「いらっしゃいませ」の意味を紹介していきましたが、ご理解いただけたでしょうか。
よく耳にする言葉ですが、意味をちゃんと理解している人は少なかったのではないでしょうか。
ビジネスシーンでは取引先の方や、これから取引をお願いする方が来訪する機会が多くあります。
また、来訪をお願いすることや来訪のお礼をすることも当然少なくありません。
相手が気持ちよく来訪できるように、また来訪してよかったと思えるように上手にこれらの言葉を組み合わせていきたいですね。