ここでは「おありでいらっしゃる」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「おありでいらっしゃる」とは?
「おありでいらっしゃる」は、その相手に何かがあるという意味で用います。
それがあると聞いているといった使い方をすることが多く、「○○様はゴルフをされたことがおありでいらっしゃると聞いております」などと用いられています。
この場合、その相手がゴルフをしたことがあると聞いていると言っており、「いらっしゃる」は尊敬語になるため、丁寧にそういうことがあると聞いていますと伝えるために使う表現です。
その対象はこのように使う相手でなくとも構わず、誰かがそうだと聞いているといった用い方もよく見られます。
「おありでいらっしゃる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「おありでいらっしゃる」は、そうであればといった使い方をしても構いません。
例えば、「経験がおありでいらっしゃる場合、最初の講習はパスしていただいても結構です」のような使い方がそれになり、それに対する経験があれば、最初の講習はパスしてもいいと言っています。
意味としては何かがある、またはあるかという使い方になるだけなので、一見仰々しく見える表現ながら、難しいことは何もなく、丁寧にそういうことがあると聞いている、もしくはそうではないかと訊ねるために使われています。
「おありでいらっしゃる」を使った例文
・『以前にご訪問されたことがおありでいらっしゃると聞いております』
・『申し訳ありませんが、一度でも訪れたことがおありでいらっしゃる場合、初回割引をご利用することはできません』
「おありでいらっしゃる」の類語や言い替え
・『あります』
「おありでいらっしゃる場合」は「あります場合」と言い替えられるように、崩した表現がこちらになります。
「おありでいらっしゃると聞いています」を同様に崩して言い替える時には「あると聞いています」とすればよく、この「あります」、「ある」と置き換えた方が仰々しくならずに自然なことも少なくありません。
まとめ
「おありでいらっしゃる」は、丁寧に何かがあるという意味で使う表現です。
何かの経験があると聞いている、そうではないかと訊ねるといった用い方をすることが多く、見た目には難しく見える表現ですが、意味や使い方はとても簡単です。