正確性が重視されるビジネスの世界ですが、正確性を重視しない時に使う言葉として「おおよそで構いません」があります。
ビジネス用語の「おおよそで構いません」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「おおよそで構いません」とは?
「おおよそで構いません」とは、「正確でなくてもいい」という意味で使われているビジネス表現です。
細部にこだわらない大雑把な内容のことを「おおよそ」といいます。
ビジネスではスピードが重視されることも多く、細部にこだわった正確な情報よりも欠けが抜けがあっても全体がわかる程度の情報を早く入手する方が重要なケースは少なくありません。
いち早く答えを求めるため正確でなくても構わないことを伝える時に用いる表現が「おおよそで構いません」です。
情報が不正確であったとしてもそのことを理解していればトラブルになる可能性は避けられます。
「おおよそで構いません」は一刻も早く情報を知りたい時に用いられる表現です。
「おおよそで構いません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「おおよそ」がどの程度を表すのかは人によって認識が異なり、正確性を9割程度だと考える人もいれば3割程度だと思う人もいます。
「おおよそで構いません」と伝えた場合は相手にとっておおよその情報が返ってくるので、必ずしも期待した通りの情報が来るとは限りません。
一番知りたかった肝心の部分を省かれてしまう可能性もあるので注意してください。
「おおよそで構いません」を使った例文
・『おおよそで構いませんので来月のスケジュールを教えてください』
・『見積もりはおおよそで構いません』
・『おおよそで構いませんので早めにご回答ください』
「おおよそで構いません」の類語や言いかえ
「大体で構いません」はほぼ同じ意味で使えます。
「あらましで構いません」は物事の成り行きや事情の説明を求める時の言い方です。
「ざっくりとで構いません」はビジネス用語独特の言い回しです。
まとめ
「おおよそで構いません」はさまざまな場面で使います。
正確性に欠けることを承知の上で利用してください。