ここでは「お世話になることと存じますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お世話になることと存じますが」とは?
「お世話になることと存じますが」は、これから何かしらの世話になるだろうと考えて用いる表現です。
それを見越してあらかじめこのように伝えておくことで、実際にそうなった際のあたりを幾分でも和らげるために使われる表現だと考えて構いませんが、実際に世話になることはないと思っていても、礼儀として用いる場合があります。
そのどちらの場合も「これからお世話になることと存じますが、よろしくお願いいたします」といったような使い方になり、口語、文章のどちらでも用いられています。
「お世話になることと存じますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お世話になることと存じますが」は、先のように、そのつもりがなくとも使うことがあります。
その場合には、少し形を変えて「お世話になるかも知れませんが」などとした方が向いており、元の「お世話になることと〜」は、その前提で用いることの方が多いです。
よって、このように使われた側は、それなりの手間は掛かるかも知れないと構えておくべきで、その内容は使われ方によって様々です。
ビジネスシーンでは、新しい部署に移った際などに用いることがありますが、その時にはここまで堅くせず、「お世話になりますが」と崩した形の方が向いています。
「お世話になることと存じますが」を使った例文
・『これから3日間、お世話になることと存じますが、よろしくお願いいたします』
・『何かとお世話になることと存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます』
「お世話になることと存じますが」の類語や言い替え
・『お世話をお掛けすることと存じますが』
少し丁寧にした形で、意味は同じなので言い替え表現になります。
そして、その分口語より文章向けの表現になるため、これからそのような可能性のある相手にあらかじめ先にメールなどで知らせておくという用い方に向いています。
まとめ
「お世話になることと存じますが」は、これからその相手に世話を掛けてしまうと考えて用いる表現になります。
そうなるとは思っていなくとも礼儀として使う場合もありますが、その時には「〜かも知れませんが」と言い替え方がよく、この形では少なからずその可能性があると考えて使うものです。
