大人っぽい表現を知っておくと、臆せず話せるもの。
「お人柄」の正しい使い方を見ていきましょう。
「お人柄」とは?
「人柄」はキャラクター性をいいます。
この場合は「お」という美化語が付いているので、周りの人を褒める時の言い回しになっています。
上品な言動であること、あるいは人を見下さない温厚な態度をあらわしています。
優しくて人当たりのいい人を思い浮かべる、ポジティブなフレーズといえるでしょう。
「お人柄」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お人柄」というのは好印象の方に用いる、褒め言葉のひとつです。
内面からにじみ出ている誠実さ、人としての尊敬できる点をあらわした言葉になっています。
「人柄がいい」とは言っても「人柄が悪い」とは言わないように「人柄」そのものが明るい響きをもっています。
そのため第三者の悪口を言う時に「あの人のお人柄は」とは言わないので気を付けておきましょう。
また取引先や目上の方に「お人柄がいい」と言うのは上から目線に感じられてしまい、不快に思う方もいるもの。
どうしても使用しなければいけない時は「こんな事を私が言うのも、おかしな話なのですが」や「僭越ながら」など前置きを置いて、お伝えするといいでしょう。
「お人柄」を使った例文
・『〇〇さんのお人柄に惹かれて、結婚を決めました』
・『僭越ながら筆跡から、お人柄の良さが伝わってきました』
「お人柄」の類語や言い替え
似ている表現に「お日柄」があります。
もともと「日柄」は、暦の上での吉や凶をいいます。
「本日はお日柄も良く」と結婚式のスピーチに使われる言い回しで「とてもおめでたい日ですね」という意味があります。
華やかで明るい席で聞くひと言なので、覚えておきましょう。
また言い替えの表現に「尊敬できる方」や「悪い噂を聞かない方」や「感じのいい方」があります。
いずれも面と向かってその方にお伝えするのではなく、その方がいない席で用いることが多いです。
状況にあわせて、使用していきましょう。
まとめ
「お人柄」をお伝えしました。
ビジネス風の表現をいくつか学んで、ボキャブラリーを増やしていきましょう。