この記事では「お使いになりますか」について解説をします。
「お使いになりますか」とは?
使うかどうかを尋ねる言葉です。
「お使いになる」は、「お〜になる」の形で尊敬の意を表しています。
動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「になる」を続けると、その動作をする人へ尊敬の意を示す表現になります。
「ます」は敬意を表す語、「か」は問いかけの意を表す語です。
「お使いになりますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あるものを使うか、使わないかを尋ねるときに用います。
敬意を込めた表現になっているので、目上の人やお客さまに対して失礼ではありません。
たとえば、Aさんが掃除機を使っているとします。
掃除が終わったので、掃除機を片付けることにしました。
そこに、Bさんがやってきました。
BさんはAさんが持っている掃除機の方を見ています。
どうやら掃除機を使いたいようです。
Aさんは使ったものを片そうと思っていたのですが、Bさんが使うならそのまま渡そうと考えました。
片づけてしまうと、また出すのが大変だからです。
そこで、「掃除機を使いますか」という意味でこのような言葉をAさんからBさんに伝えます。
使うかどうかを尋ねる言葉で、使いなさいという意味ではありません。
使ってもよいし、使わなくてもよい場合に使われる言葉です。
「お使いになりますか」を使った例文
・『こちらをお使いになりますか』
「お使いになりますか」の返答や返信
使うのか、使わないのかを尋ねられているので、自分はどうしたいのかを答えてください。
そのものは、使ってもよいし、使わなくてもよいです。
必要ならば使えばよいし、必要ないなら使わなくてもよいです。
使わなかったからといって、他人に迷惑をかけるようなことはありません。
好意でこのように伝えてくれていることもあります。
断るときには感謝の意を示すと、好意を示してくれた人を不快にさせにくくなります。
まとめ
この言葉は、あるものを使うかどうか尋ねるときに用いるものです。
相手が使いたそうにしているときや、使ってもらっても差し支えないときに、こういった表現が使われます。