この記事では、「お力落としのことと存じます」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お力落としのことと存じます」とは?
「お力落としのことと存じます」は、相手に不幸があった時のお見舞の言葉です。
「お力落とし+の+こと+と+存じます」で成り立っている語で、「お力落とし」の「お」は尊敬語の接頭辞、「力落し」は「絶望して気力が弱まっている様子」、「の」は助詞、「こと」は「様子」「状態」、「と」は助詞、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「絶望して気力が弱っていることと思う」の敬語表現になります。
「お力落としのことと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お力落としのことと存じます」は、主にお悔やみの言葉として使われます。
電報では文字数を少なくするために、多少省略的になり、これで正しい表現です。
ただし、メールや手紙を書く場合には、文字数を削る必要はありませんので、省略せずきちんと敬語表現にしましょう。
「お力落としのことと存じます」の正しい文章表現
「お力落としのことと存じます」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『さぞやお力を落とされていることと存じます』
「さぞや」は「どれほど」、「お力を落される」は「力を落とす」の尊敬語、全体の意味を変えずより丁寧な表現になります。
「お力落としのことと存じます」を使った例文
「お力落としのことと存じます」を使った例文は以下の通りです。
・『このたびは突然のことで、お力落としのことと存じます』
・『このたびのご不幸、誠に残念でなりません・さぞやお力落としのことと存じます』
・『このたびは誠にご愁傷さまでございます・さそやお力落としのことと存じます』
「お力落としのことと存じます」の類語や言い替え
「お力落としのことと存じます」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『どれほどお辛いことかと、お慰めの言葉もございません』
・『さぞかしご無念のことでございましょう』
・『ご胸中はいかがなものかと深くお察し申し上げます』
まとめ
今回は「お力落としのことと存じます」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。