この記事では、「お勤めご苦労様です」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お勤めご苦労様です」とは?
「お勤めご苦労様です」は、相手の仕事ぶりを労わる意の丁寧な表現です。
「お勤め+ご苦労様+です」で成り立っている語で、「お勤め」の「お」は尊敬語・丁寧語の接頭辞、「勤め」は「勤める」の連用形が名詞化した語で、「当然果たさなければならない事柄」「義務」、「ご苦労様」は「苦労や頑張りなどをねぎらう意の丁寧な表現」、「です」は丁寧語、全体で「義務を果たすために頑張ることをねぎらう」の敬語表現になります。
「お勤めご苦労様です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お勤めご苦労様です」は、相手が一生懸命役割を果たした時にかける言葉として使われます。
ただし、一般的によく使われるのは、公務員が退職する時、あるいは、暴力団の幹部が出所した際に、出迎えの部下がかける言葉としてです。
通常のビジネス用語として使うと不自然に聞こえますので注意が必要です。
また、「ご苦労様」は目上の人が目下の人に使う表現ですので、相手との関係に注意が必要です。
「お勤めご苦労様です」の正しい文章表現
「お勤めご苦労様です」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『お疲れ様です』
「お疲れ様」は「相手の労をねぎらう挨拶言葉」です。
こちらは職場でもよく使われる表現ですが、社内の目上の人にのみ使える言葉で、社外の人には使えません。
「お勤めご苦労様です」を使った例文
「お勤めご苦労様です」を使った例文は以下の通りです。
・『お勤めご苦労様です。気を付けていってらっしゃいませ』
・『お勤めご苦労様です。明日も早いので帰ってしっかり休んでください』
・『お勤めご苦労様です。引き継ぎ事項が一件あります』
「お勤めご苦労様です」の類語や言い替え
「お勤めご苦労様です」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『いつもありがとうございます』
・『いつもお世話になっております』
・『大変お世話になりました』
まとめ
今回は「お勤めご苦労様です」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。