商取引に関する表現の中には、「お取引いただき」があります。
これは顧客に対しての感謝に関わっている表現です。
お取引いただきの使い方や気をつけたいことなどをご紹介します。
「お取引いただき」とは?
自社商品の購入、サービス利用をしてもらった顧客に対して、会社側として感謝の思いを伝える時のへりくだった表現です。
「お取引いただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
提供する商品やサービスの取引が成立するような状況は、会社側にとってはありがたいことです。
その気持ちを顧客に伝えるにあたって、「お取引いただき」を用いることが良いでしょう。
口頭で伝えられる他、ネットショップでは取引完了メールに添えることもしばしばです。
その際には「この度は」などを前に置くことで、現在の状況を表すことができます。
そして「誠にありがとうございました」など、感謝の意を伝える言葉を続けることが必要です。
これに加えて「またのご利用お待ちしております」などによって、今後も顧客を歓迎する気持ちを伝えることもできるでしょう。
これは取引成立後に用いるものであって、取引成立の前の段階では別の表現を使う必要があります。
「お取引いただき」を使った例文
・『この度は弊社ネットショップでお取引いただき、感謝を申し上げます』
・『本日はお取引いただきまして、誠にありがとうございます』
「お取引いただき」の類語や言い替え
「お取引してくださり」は、くれるの尊敬語「くださる」を用いることで、取引してくれたことに敬意を込めた表現です。
「ご購入いただき」は、相手に買ってもらったことを伝える言い方になります。
「ご利用いただき」は、相手に使ってもらったことの表現です。
「お買い求めいただき」は、商品を購入し求めてもらったことを表します。
「お引き立ていただき」は、相手に贔屓にしてもらったとの意味です。
「ご愛顧いただき」としても、相手から贔屓にしてもらったことを表すことができます。
まとめ
顧客に商品を買ってもらうなどの状況に感謝を述べる時、「お取引いただき」を使うのが適切です。
その際には必ず感謝の言葉を合わせたり、今後も歓迎する気持ちを伝えることもできるでしょう。
この表現によって、顧客の気持ちを引き止めることに役立てると良いです。
