「お取引様各位」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お取引様各位」とは? ビジネス用語

ここでは「お取引様各位」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お取引様各位」とは?

「お取引様各位」は、取引先にあたる会社や団体などに対する連絡時に用いられます。

その宛先として文頭で使われる表現ですが、この「お取引様各位」という表記は誤りです。

まず、取引先が相手になるので「お取引“先”様各位」とするべきで、更に、最後の「各位」が敬称に該当するため、その前に「様」とつけた二重敬語になっています。

そのため、「先」はつけ、「様」をとった「お取引先各位」が一般的な表現となり、こちらであればどのような相手に使っても失礼になることはありません。


「お取引様各位」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お取引様各位」は、先のように「お取引先各位」が正しい表記のなるので、以下はこちらで統一します。

この表現はそれまでに取引があった相手に対して用いるため、それがない相手まで含んで使わないように注意してください。

このような宛先で送る文章だけに、内容的にも今後の取引についてといったものになる場合が多く、今後は振込先がこのように変わるなどといった、これからのそれについての変更点などを書いていくという流れです。

新しい製品を扱うことになった、これは扱わなくなったといったような案内の場合もよく見られます。


「お取引先各位」を使った例文

・『お取引先各位 弊社は○月△日をもって廃業することと相成りましたため、ここにお知らせいたします』
・『お取引先各位 弊社製品の○○ですが、今月をもって取扱いを中止することにしました』

「お取引先各位」の類語や言い替え

・『お取引先各位様』
こちらもよく見られる誤りで、前述の通り、「各位」が敬称になっているため、その後に「様」とつけてしまうと二重敬語になります。

同様の表現で、「関係者各位」「関係者各位様」などとしてしまう誤りも見られるため、「各位」で終わる宛先に「様」は不要だと覚えておくといいでしょう。

まとめ

「お取引先各位」は、取引があった相手に対して用いる宛先になります。

そのような会社や団体などを相手に使われており、個人を相手に用いることはまずなく、ビジネスシーン向けの表現となっています。

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