ここでは「お変わりございませんか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お変わりございませんか」とは?
「お変わりございませんか」は、身体の様子に変化はありませんかという意味になる表現です。
挨拶文で、体調を崩していないか、病気や怪我などをしていないかという意味で用いられ、年に何度か手紙のやりとりをする仲では定番の表現となっています。
何も問題がない状態を基準として、それから変わっていないかという意味になるため、直近のやりとりの中で、特にその相手に何かがあると聞いていない場合に限り使える表現になります。
冒頭の挨拶文の中で用いられるのが通例で、季節の挨拶表現と共に使われることも多く、「盛夏の候、お変わりございませんか」などという文章にして用いる例がよく見られます。
この「お変わりありませんか」だけで先のような意味になるため、「お身体に」などと前につける必要はありません。
「お変わりございませんか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お変わりございませんか」は、ビジネスシーンにはあまり向いていません。
それは、相手の身体や体調に変化はないかという意味になるためで、前述のようにある程度親しい仲で季節ごとに手紙を出し合うような時によく使われています。
メールで使うことも多く、意味はそれほど気にせずに冒頭の挨拶文に用いることができるため、個人的なやりとりでとても使いやすい表現です。
口語で用いることはまずなく、文章専用となりますが、比較的年配の人向けの表現となっており、若い人間同士ではあまり使われていません。
それは、相手がある程度年齢が高い人だからこそ、冒頭からこの表現を使って身体について訊ねているためで、それによって失礼になることはありません。
「お変わりございませんか」を使った例文
・『久しくお会いしておりませんが、その後、お変わりございませんか』
・『毎日厳しい寒さが続きますが、お変わりございませんか』
「お変わりございませんか」の類語や言い替え
・『お元気にしておられますか』
「お変わりありませんか」という表現は、以前と変わりなく元気にしていますかと言っていると解釈できることから、こちらを使っても同じ意味になります。
そのまま言い替え表現にすることができ、「お変わりございませんか」よりも相手の年齢に関係なく使いやすい表現です。
まとめ
「お変わりございませんか」は、以前と変わらず身体に特に変化はないかという意味になります。
意訳すれば、元気にしているかと言っていることになり、親しい間柄での手紙やメールの冒頭で挨拶文に使われています。