この記事では、「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」とは?
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」は、相手に対してこちらから提案したことについて、急がないのでよく考えて決めて欲しいとお願いする丁寧な表現です。
「お手すき」は「相手の仕事の合間などで、手の空いているとき」という意味、「検討」は「ものごとの是非をしっかり考えること」という意味、「いただければ」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形「いただける」の仮定形「いただけれ」に、接続助詞「ば」画付いた語、「幸いです」は「〜とありがたい」という意味の丁寧語、全体で「仕事の合間などに、よく考えてもらえればありがたい」の敬語表現になります。
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」は、急ぎではないけれども、是非相手によく考えてもらいたいことがある時に使われます。
ただし、相手の決断次第でこちらの業務の進み具合が変わって来ることもあり、そのまま放置されて良いことではありません。
お願いごとをする表現ですので、「お忙しい中恐縮ですが」などのクッション言葉を使う様にしましょう。
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」を使った例文
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」を使った例文は以下の通りです。
『資料をお送りいたしますので、お手すきの際にご検討いただければ幸いです』
自社の商品やっサービスを紹介して、是非購入・契約して欲しいことを表しています。
『企画案を作成いたしましたので、お手すきの際にご検討いただければ幸いです』
上司に企画書を提出して、是非を判断して欲しいことを表しています。
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」の類語や言い替え
「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」の類語や言い替えは以下の通りです。
『お時間のあるときにご検討いただければ幸いです』
「お時間」の「お」は美化語の接頭辞、「時間に余裕にあるとき」という意味で使われています。
『ご都合の良いときにご検討いただければ幸いです』
「ご都合」の「ご」は美化語の接頭辞、「都合」は「時間のやりくりが付くこと」という意味です。
『ご無理のない範囲でご検討いただければ幸いです』
「ご無理」の「ご」は美化語の接頭辞、「無理しない範囲で」、つまり「時間に余裕ができるまで待って」という意味です。
まとめ
今回は「お手すきの際にご検討いただければ幸いです」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。