この記事では「お承りいたします」について解説をします。
「お承りいたします」とは?意味
受けます、引き受けますという意味です。
「お承り」は「承る」の連用形の「承り」に「お」をつけています。
「お」のついた動詞の連用形の後に、「いたします」を続けると、謙譲の意になります。
「承る」は「聞く」「受ける」「伝え聞く」「引き受ける」の謙譲語です。
「いたし」は「いたす」のことで「する」の謙譲語、「ます」は敬意を表す語になります。
「お承りいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側で物事を受けているときに使用をします。
たとえば、クリスマスケーキの予約を受けつけているとします。
このことをお客さまにお知らせします。
お客さまは敬意を表す対象なので、このような言葉で丁寧に伝えます。
この言葉は二重敬語になっています。
「承る」が謙譲語で、「お〜いたします」の形は謙譲の意を表します。
二重敬語ではない言い方にすると、「承ります」となります。
しかし、この言葉が使われていることがあります。
この前には何を受けるのかを述べます。
先の例の場合でいえば、「クリスマスケーキの予約を」という言葉を前に述べます。
話の流れで何を受けるのかわかるかもしれませんが、何を受けるのか具体的に述べた方が、聞き手にとってよりわかりやすくなります。
「お承りいたします」を使った例文
・『店頭で予約をお承りいたします』
「お承りいたします」の返答や返信
予約を受けていますという場合は、多くの人に向かって伝えています。
そのものを予約したいならば、お願いをするとよいでしょう。
予約方法はインターネットから、店頭でなどいろいろあるので確認をしてください。
受付期間もあるので、それも確かめましょう。
修理を受けつけていますという場合であれば、修理をお願いすれば行ってもらえます。
必要な場合は頼んでください。
自分が何かを頼んで引き受けてくれたときには、お礼を伝えるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、話し手側で物事を受けているときに用いるものです。
二重敬語になっているので、言い方を変えてみてください。