ここでは「お招きします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お招きします」とは?
「お招きします」は、何かの行事に、またはどこかまで招待するという意味になる表現です。
「来月の弊社主催のイベントにお招きしますので、是非お越しください」のような用い方になり、この表現を使うだけで招待になる表現ですが、この後にその時に必要になる招待状などを送付する場合があります。
後者の使い方をする時には、「お招きしますので、招待状を発送させていただきます」などと用いることができます。
丁寧にして、「お招きいたします」とすると他社に対して使っても失礼にならず、ビジネスシーンではその形でよく見聞きします。
そして、もちろんそれができる(その相手を招待できる立場の)人が用いる表現になるので、個人的な使い方よりも、会社や組織を代表して伝えていることになる場合が多いです。
「お招きします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お招きします」は、意味になる「招待」とそのまま用いて、「ご招待します」や「ご招待いたします」と使っても構いません。
このようにしても意味は変わらず、堅い表現になるため、相手によってはこのようにした方が向いています。
これらの表現は、全て一方的に招待すると伝える使い方になりますが、語尾に「ので」とつけて「お招きしますので」とすると、「〜にお招きしますので、ご都合はいかがでしょうか」といったように使える表現になります。
このような用い方をすると、一方的にそうすると言っている訳ではなく、その招待に対する都合を確認したいと伝えており、相手の意向も伺うべきだと考えた時に向いています。
「お招きします」を使った例文
・『来月に開催を予定しております、新作の発表イベントにお招きします』
・『新社屋にお招きしますので、ご来社いただける日時をお知らせください』
「お招きします」の類語や言い替え
・『お誘いします』
「お誘い」とすると、意味としては同様ですが、自分も一緒にその行事に参加したり、どこかまで行くという場合に用いる表現になります。
よって、ただ招待する訳ではなく、その先で自分と合流することになる時に使うものだと考えていいでしょう。
まとめ
「お招きします」は、その相手を何かの行事などに招待したいと考えて用いる表現になります。
このままだと一方的にそうしたいと伝えることになるので、そのように使わず、相手の意向を聞いてからにしたい場合には「お招きしますので」といった形にして、この後に都合を聞く内容を続けるという用い方をするといいでしょう。