「お気をつけてお帰りください」とは、どのような場面で使われるのでしょうか?
今回は「お気をつけてお帰りください」について詳しく見てみましょう。
「お気をつけてお帰りください」とは?
相手への敬意とねぎらいを意味します。
帰る相手にこの言葉を掛けて、無事に帰ることを祈る思いを伝えます。
相手にかしこまった印象を与えます。
接頭辞の「お」は、相手の動作や状態を敬います。
「気をつけて」は、動詞の「気をつける」の連用形になります。
注意を払うという意味です。
「お帰り」の「お」は相手の動作を敬う接頭辞です。
「帰り」は、動詞の「帰る」の連用形です。
会社に戻る、自宅に戻るという意味です。
「ください」は、動詞の「くれ」の丁寧語です。
敬語と丁寧語で、目上の人や取引先に対して使えます。
「お気をつけてお帰りください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
来客が帰る場面で、相手を気遣う挨拶の丁寧な表現です。
実際に危ないことがあるということではなく、お客様が帰ることに対して気配りを表します。
また、外出している人がオフィスや自宅に戻る時に、相手を気遣う挨拶の言葉です。
帰る道中に不慮の事故や災難に遭わない様にと願う気持ちを伝えます。
他には、天候や地域などの影響で危険な場所を通って帰る人に心配りする言葉です。
天候や交通網が乱れている場合に、帰宅や帰社する人を気遣います。
来客が滞在している時に天候が悪くなり、雨が降ったり強風が吹いたりいてきた場合に、相手に対して気遣う言葉を掛ける場面で使います。
また、来客が滞在していて夜になりだし暗くなった場面で、相手を気遣って使います。
この言葉は、戻る人に対して気配りするという意味です。
語尾に「ませ」を添えると、柔らかでより丁寧な印象になります。
「お気をつけてお帰りください」を使った例文
・『暗くなって参りましたので、お気を付けてお帰りください』
・『交通機関の乱れも出ていますので、お気をつけてお帰りください』
・『お忙しいところお越しいただきありがとうございました。お気をつけてお帰りください』
・『滑りやすくなっております。お足元にお気をつけてお帰りください』
「お気をつけてお帰りください」の類語や言い替え
・『お気をつけてお帰りくださいませ』
・『お気をつけてお帰りになってください』
・『道中お気をつけてお帰りください』
・『お気をつけてお戻りください』
まとめ
「お気をつけてお帰りください」は、来訪した人が帰る時に気遣いを表す言葉です。
相手への敬意とねぎらいを意味します。
帰る相手にこの言葉を掛けて、無事に帰ることを祈る思いを伝えましょう。