「お気持ちだけ頂戴しておきます」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「お気持ちだけ頂戴しておきます」とは?
「お気持ちだけ頂戴しておきます」とは、ビジネスの場において「こちらに向けていただいております温かいお気持ちだけは、ありがたく受け取らせていただきます」あるいは「ご配慮いただきまして大変感謝しております」などという意味合いで使われている表現です。
複数の異なる企業や組織などと共にビジネスを進めていく上では、それぞれが支え合いながら同じ業務や作業などを執り行っていきますが、その流れの中で相手からの協力や力添えなどに対して遠慮の意を表明したり感謝の気持ちを表したい場合などに使用されています。
「お気持ちだけ頂戴しておきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お気持ちだけ頂戴しておきます」とは、「御社からいただきましたご支援のお申し出につきましては大変ありがたい限りでございますが、実際の作業は弊社のみで対応させていただきます」などという意味合いで使われている表現です。
業務や職務などを進めていく流れの中で、関係各所から援助や手助けなどの手が差し伸べられたものの、丁寧に辞退する旨を伝えたい場合などに用いられている文言で、相手からの気持ちを辞する分かりやすい理由や背景などについても丁寧に伝えておけば、より一層相手に与える印象は良くなります。
「お気持ちだけ頂戴しておきます」を使った例文
・『来月開催を予定しております新春お客さま感謝セールにて取り扱う予定の商品をご提案いただきましたが、すでにチラシの枠は埋まっておりますので、お気持ちだけ頂戴しておきます』
・『今回はお気持ちだけ頂戴しておきますが、また次回ご尽力をいただきたい場合にはご一報させていただきます』
「お気持ちだけ頂戴しておきます」の類語や言い替え
・『ご配慮いただきましたお気持ちだけで十分でございます』
・『ご厚意のみありがたく受け取らせていただきます』
・『いただきましたご厚情だけでうれしい気持ちに包まれております』
まとめ
「お気持ちだけ頂戴しておきます」とは、ビジネスシーンにおいて「御社からの温かいお気持ちだけはありがたく受け取らせていただきます」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解しながら、その時の場面や状況などに合わせて上手に使いこなしましょう。