この記事では「お知らせいたしますが」について解説をします。
「お知らせいたしますが」とは?
ある事柄を知らせるけれど、という意味です。
「お知らせいたします」は、知らされる相手を敬う表現になっています。
動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「いたします」を続けた形で、謙譲の意を表しています。
「いたし」は「する」の謙譲語、「ます」は敬意を表す語です。
「お知らせいたしますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを知らせるつもりであるときに使用をします。
「が」の後には言葉を続けます。
ある事柄を知らせるけれど、何かがあります。
これから知らせをする場面で伝えるもので、この言葉とともに知らせをするのではありません。
この言葉とともに知らせをするのであれば、「お知らせしたく、ご連絡いたしました」などの言葉が使われます。
たとえば、あることの詳しい内容を後日知らせるつもりでいるとします。
しかし、その知らせは10日後くらいになりそうです。
まだ詳しい内容は決まっておらず、これから決めていくところなので、時間がかかってしまうのです。
そういったときに、「お知らせいたしますが、10日後くらいになりそうです」といった使い方をします。
前に述べた事柄とは相反する内容の言葉を続けます。
「お知らせいたしますが」を使った例文
・『お知らせいたしますが、しばらくお時間を頂戴してもよろしいでしょうか』
「お知らせいたしますが」の返答や返信
この後に何を伝えているかによって、返答の内容が変わります。
お知らせには時間がかかりますという場合は、その知らせを待っていられるなら「わかりました」の意を伝えます。
しばらくすれば知らせがあるでしょう。
時間がかかると支障があり、待てない場合は、すぐにでも知らせるようにお願いをしてみてください。
催促をすると不快にさせる可能性があるので、気遣いを忘れないようにしましょう。
「お忙しいところ恐れ入りますが」といった言葉があると気遣いを感じられます。
まとめ
この言葉は、知らせをするけれど、何かがあるときに用いるものです。
「が」で言葉を切らずに伝えたい事柄をはっきり述べましょう。