ここでは「お知らせいただきました件につきましては」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お知らせいただきました件につきましては」とは?
「お知らせいただきました件につきましては」は、その相手から知らせてもらった何かの件についての返答をする時に使う表現です。
例えば、来月に展示会を開催するといった連絡をもらっていた場合にその件を対象として、「お知らせいただきました件につきましては、是非お伺いさせていただきたいと考えております」などと使うという具合です。
この場合、その展示会に行こうと思っていると伝えており、丁寧な表現になるため文章で用いられるのが通例です。
このような使い方をする表現なので、まずその相手から何かの知らせをもらっているのが前提となり、それに対して先のようにそれに応じる、またはそうはできない、何か意見があるといった返答をする時に使われています。
「お知らせいただきました件につきましては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お知らせいただきました件につきましては」は、その件と表現できる知らせであればどんな内容に対しての返答にも使うことができます。
前述のような何かを開催するという連絡だったり、それが新しい製品の発表の場合など、複数の相手に同様の内容を知らせていると分かる場合から、こちらからお願いしていることの中で問題があった、こちらに対して個別の提案などをもらったといったような時にも使われており、その件について丁寧に回答をする必要がある時に向いている表現です。
この表現は回答になる内容の前置きにしかならないので、断りになる場合には「お知らせいただきました件につきましては、十分に検討いたしましたが〜」のような使い方がよく見られ、どのような回答になるのかはその後に続ける内容次第です。
「お知らせいただきました件につきましては」を使った例文
・『お知らせいただきました件につきましては、これから検討したいと考えております』
・『先日お知らせいただきました件につきましては、弊社でも取り扱うつもりです』
「お知らせいただきました件につきましては」の類語や言い替え
・『ご連絡いただきました件につきましては』
何かを知らせてもらうことは、「ご連絡いただいた」とも表現できます。
どちらかと言えば、個別の連絡事項にあたる内容の場合に向いていますが、多くの場合で言い替え表現として用いることができ、丁寧な形になるのでビジネスシーンでも問題なく使われています。
まとめ
「お知らせいただきました件につきましては」は、その相手からの知らせに対しての返答になる場合に使われる表現です。
それを述べる前の前置きとして用いられており、この後に続ける内容が伝えるべき回答になります。
