ここでは「お聞きしておりますので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お聞きしておりますので」とは?
「お聞きしておりますので」は、何かを既に聞いているという意味で用いられます。
「それにつきましてはお聞きしておりますので、問題ございません」などという使い方になり、誰かから聞いていると「○○さんにお聞きしておりますので〜」のように使われることも多いです。
このように用いる前にそれを聞いていることが条件になる表現のため、何かができるか、用意されているかなどと訊ねられた際に、それらに対応した何かをしたい、準備しておいて欲しいといった内容を聞いていると用いる表現です。
「お聞きしておりますので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お聞きしておりますので」は、誰かから直接何かを聞いているという用い方以外に、「お名前はお聞きしておりますので、著名な方だと存じています」といったように、誰からともなく聞いて知っているとも使える表現です。
このままだととても丁寧な表現になり、誰を相手に用いても失礼になることはありませんが、その相手によっては遭えて少し崩した「聞いておりますので」と使った方が適している場合もあります。
少し違う形で「伺っておりますので」としてもよく、そちらにしても「お聞きして〜」と同等の丁寧な使い方になります。
「お聞きしておりますので」を使った例文
・『その件は○○様よりお聞きしておりますので、承知している次第です』
・『以前にそういった間違いがあったとお聞きしておりますので、その部分に関しましては特に注意したいと思います』
「お聞きしておりますので」の類語や言い替え
・『聞き及んでおりますので』
この表現にすると、耳に入っているという意味になります。
誰かから聞いたといった使い方にはあまり向いておらず、自然と耳に入って知っていると用いることが多いため、 「お聞きしておりますので」をそのような意味で使う場合の言い替えになります。
まとめ
「お聞きしておりますので」は、誰かから何かを聞いている、またはどこからともなく聞いてそれを知っているといった使い方になります。
とても丁寧な使い方なので、ビジネスシーンで対外的に他社などを相手に用いても問題のない表現です。
