使い方が難しい敬語があると、頭を抱えてしまうものです。
「お見せいたします」の正しい使い方と類似表現をチェックしていきましょう。
敬語の達人を目指してください。
「お見せいたします」とは?
「お見せする」は「見せる」の謙譲語の力をもっています。
また「いたします」も控えめに、自分の行為をお伝えする表現です。
そのため「お見せいたします」で目上の方に、何かを見せたい時に用いるフレーズになります。
「お見せいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
へりくだる姿勢をお伝えできるのが「お見せいたします」にあたります。
恭しく何かを見てもらいたい時に、色々な業界で用いられています。
一方で「お見せいたします」の「お見せする」はそれだけで立派な謙譲語です。
そのため「お見せいたします」だと敬語が続いてしまい、重たく見えることも。
シーンによっては引き算をおこない「お見せします」に統一するなど、配慮を加えておきましょう。
場にあう臨機応変な対応が、あなたを大人に見せてくれます。
「お見せいたします」を使った例文
・『この後弊社の、電気自動車をお見せいたします』
・『ご来場のお客様に、特別にお見せいたします』
「お見せいたします」の類語や言い替え
似ている表現に「ご覧いただきます」があります。
「ご覧いただく」は見る方を持ち上げる言い回しです。
尊敬語としてのニュアンスが強いので覚えておきましょう。
「この後ビデオを30分程度、ご覧いただきます」などセミナー時のアナウンス文にも使えます。
また言い替えに「お見せします」や「ご覧に入れます」があります。
いずれもシンプルな敬語ですが、見る方を丁寧にもてなす表現です。
「ご覧に入れますお品物は、弊社の新作でございます」と活用します。
まとめ
「お見せいたします」を解説しました。
自分が見せたい時の敬語をうまく取り入れて、取引先の方といいコミュニケーションを図っていきましょう。