ここでは「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」という一文の意味や様々なシーンでの適切な使い方を説明していきます。
「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」とは?
この文句は「誘ってくれただけでも嬉しい」を敬語に変化させたものです。
そしてこのフレーズは「だけでも」という接続詞により、誘われただけで十分嬉しいことがより強調されています。
つまり、お誘いそのものはお断りのニュアンスが含まれています。
仕事上の人間関係ができてくると、目上の方から懇親会や趣味などのお付き合いに誘われることもあるでしょう。
お誘いに対しての「はい/いいえ」と共に、この「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」を使用します。
相手が好意的に声を掛けてくれたことへの感謝を伝えることで、より丁寧な印象と相手にとって今後のコミュニケーションのとりやすさに繋がります。
「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
上記のように目上の方から声を掛けていただいたことに添える一文となります。
ほとんどの場合は参加できない際のクッション言葉として使われています。
否定的な返答で使用する際は相手からの好意を断ることになるので、明確な理由と本来なら引き受けたいという気持ちも述べることが非常に重要です。
会話上では丁寧な言葉遣いと表情や声色で感情を伝えられますが、特に文章の場合は誤解のないように「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」の文中の配置や、前後の文脈に十分注意しましょう。
「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」を使った例文
・『今回はお誘い頂いただけでも大変嬉しく思いますが、あいにく先約があるためご一緒できません。またの機会を楽しみにしております』
まず感謝を述べ、理由と返答を提示し、次につながる一言を添えています。
ただ断るだけの返答よりも、自分が参加できない残念さとこれからもお付き合いを続けたい意欲が感じられるでしょう。
「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」の類語や言い換え
「誘う」は「招く」に言い換えられ、結婚式や発表会などの個人ではなく大きな会合の場合は、「お招き頂いた」が適切です。
また「嬉しく思います」は「恐縮です」や「ありがたく存じます」といった感謝の丁寧語の様々な類語に変化させることも可能です。
ただし、日常会話においてはあまりにも格式ばった言葉を使ってしまうと、相手との距離感ができてしまうため気を付けましょう。
まとめ
以上のように「お誘い頂いただけでも大変嬉しく思います」は相手のお誘いに感謝する一文となります。
お誘いに対しては可否の返答だけではなく、相手の好意に礼を尽くす言葉を添えて、より上司や取引先とのお付き合いを円滑にしていきましょう。