調べ物はビジネスに必須の作業です。
ビジネス用語の「お調べいただけますと幸いです」は調べる行為に関係する言葉ですがは、どんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「お調べいただけますと幸いです」とは?
「お調べいただけますと幸いです」とは、「調べてくれたら嬉しい」という意味で使われているビジネス表現です。
「調べる」を丁寧な言い方にすると「お調べする」になり、自分が調べるのではなく相手が調べる行為を表す場合は「お調べいただく」を使います。
「幸いです」はそうしてくれたら幸せに感じる、つまり「そうしてくれたら嬉しい」という意味で使われる表現です。
言葉の意味を合わせると「お調べいただけますと幸いです」は「あなたが調べてくれたら嬉しい」という意味に解釈できます。
「お調べいただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
相手に調べることを求めて促す場合に用いられる表現ですが、本当に幸せに思っているわけではありません。
直接調べるよう求めると失礼に当たるため婉曲的表現を用いているだけです。
説明や案内の時「ここまで説明するがこの先は自分で調べてくれ」という意味で使われることが多いので、つきはなす話すような言い方にならないよう注意して使う必要があります。
「お調べいただけますと幸いです」を使った例文
・『詳しい日程につきましてはホームページでお調べいただけますと幸いです』
・『当日の電車については時刻表でお調べいただけますと幸いです』
・『詳しい使い方は説明書でお調べいただけますと幸いです』
「お調べいただけますと幸いです」の類語や言いかえ
「お調べいただけますと嬉しく思います」「お調べいただけましたらと考えています」などは同じような意味で使えます。
「お調べください」だと事務的な案内の印象になり「お調べ願います」だとさらに突き放した印象です。
まとめ
「お調べいただけますと幸いです」はこちらではこれ以上調べられない、という断りの意味も含んでいます。
丁寧な言い方が逆に慇懃無礼な印象を与える可能性もあるので注意して使いましょう。