物の貸し借りにまつわるビジネス敬語を知っていると、明るい気持ちでやり取りできます。
「お貸しいただき」の適切な使い方と例文、その他の言い方を学んでいきましょう。
「お貸しいただき」とは?
この場合の「お貸し」とは、何かを貸してもらった時の言い方です。
「貸してもらう」に「お」が付いています。
また「いただき」は謙譲語の意味合いが含まれています。
そのため「お貸しいただき」で「〇〇を貸してもらい」と解釈できます。
貸与してもらった時の、お礼文をあらわします。
「お貸しいただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
持っていない品物を周りの方に、貸してもらわなければいけない時もあるものです。
例えばレンタル会議室で、プロジェクターやホワイトボードを借りる場合が当てはまります。
受付の方や係の方に気持ちよくお礼を告げられるようになると、こちらも気分よく借りることができるでしょう。
「お貸しいただき」は丁寧な言い方となっているので、上手に用いて相手に感謝の気持ちを伝えていきましょう。
「お貸しいただき」を使った例文
・『備品をお貸しいただき、誠にありがとうございました』
・『ご多忙のなかお貸しいただき、お礼申し上げます』
「お貸しいただき」の類語や言い替え
似ている言葉に「お手伝いいただき」があります。
こちらの為に手を貸してくれた方に、お礼を述べる言い方です。
温かい手を差し伸べてくれた方に、お礼の気持ちを伝えていきましょう。
言い替えに「貸与いただき」や「貸していただき」があります。
このほか「〇〇を貸し出していただき」もあります。
「プロジェクターを貸し出していただき、ありがとうございました。
助かりました」のように使えます。
ちなみに貸与は「たいよ」と読み、貸すことを指しています。
まとめ
「お貸しいただき」を解説しました。
色々なビジネス敬語を正しく学んでいると、敬語の達人になれます。
様々な表現を自分の武器にして、明るいコミュニケーションを取っていきましょう。