「お返しに伺います」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お返しに伺います」とは? ビジネス用語

ここでは「お返しに伺います」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お返しに伺います」とは?

「お返しに伺います」は、相手から返す必要のある何かを借りている場合に、それを相手先まで返しに行くと伝えるために使います。

返すというだけでなく、相手先まで届ける時に使われる表現なので、この後の相手の返事次第ではそれを行う必要があります。

「伺います」は、相手の意見を聞くといった意味でも使える言葉ですが、この「お返しに伺います」ではこちらから出向くといった意味で用いています。

「お返しに伺います」と使った時に、意見を聞くの方だと考えてしまう人はあまり居ないと思われますが、それとの区別に特に文章で使う場合に以下に記載する類似表現の方を用いることがあります。


「お返しに伺います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お返しに伺います」は、その後の行動も考えて使うべき言葉です。

口語、文章のどちらでも使うことができますが、こう相手に伝えたからには実際に返しに行く必要が出てきます。

よって、その場所や時間などの取り決めも行う必要があり、もちろん相手の都合も確かめないといけません。

それらが揃って初めて返すという行為が成立するので、一方的に「お返しに伺います」と使えるものでもありません。

例えそのように使ったとしても、相手の都合がつかなければ返すという行為は成立に至らないので意味がありません。

そのため、あらかじめ決めていた場所や日時に「お返しに伺います」とする場合と、相手の予定を尋ねるのと同時に用いる場合があります。


「お返しに伺います」を使った例文

・『お知らせしていました通りの日時にお返しに伺います』
・『先日お借りしたPCをお返しに伺いますので、ご都合をお知らせいただければ幸いです』

「お返しに伺います」の類語や言い替え

・『お返しに上ります』
「お返しに伺います」と同様の意味で使うことができ、「伺います」とはしないことで、先に書いた「意見を聞く」ことと紛らわしいことになりません。

よって、文章ではこちらの方がよく使われている傾向にあり、とても自然な表現でもあります。

・『お返しに参ります』
この表現も、「お返しに伺います」と同じ意味になります。

いずれの表現も遜色なく丁寧に相手に返しに行くことを表現できるため、どれを使っても失礼になることはありません。

まとめ

「お返しに伺います」は、相手に借りていたものを返しに行く時に使います。

もちろんそれを行うには相手の都合を考えないといけないため、一方的にならないように気をつけて使ってください。

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