この記事では、「お集まりいただき」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お集まりいただき」とは?
「お集まりいただき」は、自分達の働きかけに対して、複数の人びとが指定した場所へ来てくれたことへの感謝を伝える丁寧な表現です。
「お集り」は聞きなれないので不自然に思えますが、「お・ご〜いただく」でひとつの敬語表現です。
「集まり」は動詞「集まる」の連用形で「多くの人や物が一つところに寄る」という意味、「いただき」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、全体で「集まってもらい」の敬語表現になります。
「お集まりいただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お集まりいただき」は、会議や式典など、あらかじめ招待される人が決まっている場合や、セミナーや講演会、イベントなどに不特定多数の人が対象の場合など、大勢の人が参加してくれた時に使われます。
「お忙しい中」など相手をいたわる言葉を伴って使われることが多く、後にお礼の言葉が続きます。
「お集まりいただき」の正しい敬語表現
「お集まりいただき」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『ご参集いただき』
「参集」は「大ぜいの人が集まってくること」という意味、「ご〜いただき」で謙譲語になります。
「お集まりいただき」を使った例文
「お集まりいただき」を使った例文は以下の通りです。
『本日はお忙しい中、お集りいただき誠にありがとうございます』
会議や式典の始まりの挨拶で使われる、定番の表現です。
『有志の方にお集りいただき、ささやかながらお祝いの食事会をしたいと思います』
誕生日や結婚式、昇進祝いなど、おめでたいことがあり、内輪で食事会を企画することを表しています。
「お集まりいただき」の類語や言い替え
「お集まりいただき」の類語や言い替えは以下の通りです。
『お集りくださり』
「くださり」は動詞「くれ」の敬語「ください」の連用形です。
「いただく」は主体が自分、「くださる」は主体が相手になりますが、意味は同じです。
『ご来場いただき』
「来場」は「ある場所に来ること」という意味です。
『ご参加いただき』
「参加」は「ある目的のための集まりに一員として加わり、一緒に行動すること」という意味で、より具体的になります。
まとめ
今回は「お集まりいただき」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。