この記事では「お電話をくださりありがとうございました」について解説をします。
「お電話をくださりありがとうございました」とは?意味
電話をくれたことへのお礼の言葉です。
「お電話」は「電話」に「お」をつけて、その行為をする人に尊敬の意を表しています。
名詞に「お」をつけると、尊敬の意を示す表現になります。
「くださり」は「くださる」のことで、「与える」「くれる」の尊敬語です。
「ありがとうございました」は感謝を表します。
「ございました」は「ございます」を「た」を使って過去の形にしています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語、「た」は動作や作用が過去に行われた意を表す語です。
「お電話をくださりありがとうございました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、電話をくれた人に対して伝えるものです。
「ございました」と過去の形になっているので、以前に電話をくれたことへお礼を述べるときや、電話を切る前に用います。
電話を受け取ったときには、「ございました」ではなく「ございます」という表現をします。
これから用件を聞くのに「ございました」と過去の形になっていると違和感があります。
電話をくれて感謝をする場面とは、問い合わせをもらったとき、電話をするようにお願いをしたときなどです。
電話をするという手間をかけてくれているので、お礼を述べることが望ましいです。
お礼の一言があると印象がよくなります。
「お電話をくださりありがとうございました」を使った例文
・『お電話をくださりありがとうございました。それでは失礼いたします』
「お電話をくださりありがとうございました」の返答や返信
電話をかけて、切るときになってこの言葉を伝えられたときは、返答をする必要はありません。
この後に電話を切ることになります。
いきなり切ると驚かれてしまうので、「失礼します」など一言伝えることもあります。
以前に電話をしたことへお礼を述べられたときは、「気にする必要はない」という意を示すとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、以前に電話をくれているときや、電話を切るときに用います。
わざわざ電話をくれているのでお礼を述べます。
「た」と過去の表現を使っているので、電話を受けてすぐには「ございました」という表現はしません。
伝えるタイミングに合わせて言い方を変えましょう。