適切な表現を知っていると、恥ずかしくない文を組み立てられます。
「お願いするにあたり」を見ていきましょう。
「お願いするにあたり」とは?
「〜するにあたり」は「〜するに当たり」と表現します。
「関して」や「〜の件で」と訳することが多く、その事柄をおこなう際に気を付けること、あるいはその件を実行するためお願いしたいことを述べる時に使われています。
マニュアルや対応方法を手際よく伝えたい時の、言い方といえるでしょう。
「お願いするにあたり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お願いするにあたり」は少々分かりにくい言葉です。
ビジネスシーンでは「検討するにあたり」や「購入するにあたり」など、何かをおこなう時の注意事項や条件を述べる時に使われています。
例えば「検討するにあたり」は「検討したいので」という訳が含まれています。
「御社のサービスを導入するにあたり、見積書を送付していただけますか」と使っていきます。
「お願いするにあたり」だと、少々意味不明な内容になってしまうので、その時にあう表現を見つけて敬語を組み立て直していきましょう。
「お願いするにあたり」を使った例文
・『導入するにあたり、見積書の送付をお願いいたします』
・『入場するにあたり、いくつかお願いしたいことがございます』
「お願いするにあたり」の類語や言い替え
似ている表現に「〜をお願いいたします」があります。
協力を呼び掛けたい時の言葉で「こちらのエリアは禁煙となっております。
恐れ入りますがご協力をお願いいたします」と用いていきます。
また言い替えの表現に「〜するにあたり」や「お願いしたいことがございます」や「〜につきまして、お願いがございます」が挙げられます。
「ご参加につきまして、いくつかお願いがございます」と用いていきます。
依頼やお願いの文を作る時は緊張しますが、言いたいことが伝わるよう、心をこめて作成していきましょう。
まとめ
「お願いするにあたり」を解説しました。
適切な使用法を学んで、ビジネス敬語の達人を目指していきましょう。
