「かねてより存じ上げて」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「かねてより存じ上げて」とは? ビジネス用語

「かねてより存じ上げて」は人間関係が重要なビジネスの世界においてとても重要な意味を持つ言葉です。

日常生活で使うこともある表現ですが、ビジネス用語の「かねてより存じ上げて」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

「かねてより存じ上げて」とは?

「かねてより存じ上げて」とは、「以前から知っていて」という意味で使われているビジネス表現です。

「かねて」は今そうなったのではなく現在の時点よりも前からそうであることを表す言葉です。

「より」は物事の起点を表す言葉ですが「かねてより」の場合は前から今までずっと続いている継続の意味で使われています。

「存じ上げる」「知る」の謙譲表現であり目上の人のことを自分が知っている時に用いる言葉です。

これらの意味を総合すると「かねてより存じ上げて」「前からずっと知っていて」の丁寧な言い方に当たります。

前からずっと知っている目上の人や敬意を払う大事な物事を指す意味で使われます。


「かねてより存じ上げて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

基本的には自分が相手を前から知っていた一方的な関係で使う表現なので相手が知っているかどうかは関係ありません。

婉曲表現であるためずっと前から知っている必要はなく、ちょっと前に初めて知ったとしても問題なく使えます。


「かねてより存じ上げて」を使った例文

・『かねてより存じ上げておりましたがお会いするのは初めてです』
・『かねてより存じ上げておりました方とお会いできて大変嬉しく思います』
・『かねてより存じ上げておりましたが私のことを知っていてくれたと聞き及び大変嬉しく思います』

「かねてより存じ上げて」の類語や言いかえ

「以前から存じ上げて」「前々から存じ上げて」「昔から存じ上げて」はどれもほぼ同じ意味の言葉ですが、どのぐらい前からなのかニュアンスが微妙に異なります。

ビジネス表現としては「かねがねお噂は耳にしておりまして」「かねてよりお名前は伺っておりまして」といった言い回しも使われています。

まとめ

「かねてより存じ上げて」は初対面の目上の人に対して用いる表現です。

2回目以降に使うと失礼なので注意してください。

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