危険性などを伝える場合には、「くれぐれもお気をつけください」が使われることがあります。
しかし目上に対しては注意が必要かも知れません。
良くわからない「くれぐれも」の意味も含め、用法を確かめていきましょう。
「くれぐれもお気をつけください」とは?
人の身の心配をしたり、危険がある事柄や状況に注意して欲しいことについて、心を込め強調して相手に伝える時の表現です。
「くれぐれも」は、心を込めて何度も、かえすがえすもの意味があります。
「くれぐれもお気をつけください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
仕事をしてもらう時には健康や安全に注意する必要があり、人が遠方へ向かう場合は交通に注意が必要です。
そのように相手を気遣ったり、危険を伴う場合に注意を促す目的で「くれぐれもお気をつけください」が使われます。
これにより相手が慎重さを持って、行動するようになる効果は大きいです。
これは書き言葉よりは、話し言葉の中で良く使われる傾向にあります。
用いる時は「道中の交通には」など、一体何に気をつけるかの要素を示す必要があるでしょう。
それが明確で無いと、何に気をつけたら良いのか意味不明になってしまいます。
また「くれぐれも」は失礼にあたるとの意見もあるので、適切な形に言い替えが必要かも知れません。
「くれぐれもお気をつけください」を使った例文
・『朝方は路面が凍結していますので、くれぐれもお気をつけください』
・『無理を押して行動しないよう、くれぐれもお気をつけください』
「くれぐれもお気をつけください」の類語や言い替え
「何とぞお気をつけください」は、相手に丁寧に、気を配って過ごすように伝える時の表現です。
「どうかお気をつけください」は、気を配って欲しいことを、相手にお願いする気持ちを表します。
「くれぐれもご注意ください」は、心を込めて強調して気をつけるべきことを伝える形です。
「とにかくお気をつけください」は、他の事情はさておいても、注意して欲しいとの意味になります。
まとめ
相手の身や行動などを心配するような状況がある時に、「くれぐれもお気をつけください」を使うのが良いでしょう。
その場合、くれぐれもを使うと、失礼に当たる可能性があることに気をつけてください。
「何とぞ」など無難な表現を使って、言い替えることも考えてみると良いです。