ここでは「このような件」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「このような件」とは?
「このような件」は、何かの件について、あまりよく思っていない、それがいいことではないという場合に使われる表現になります。
主に文章で用いられており、例として、お願いしたことに毎度ミスが見られるような相手に対し、「このような件が続くようであれば、契約を見直したいと思います」などと使うという具合です。
その件となるものがこのように使う側にとって不都合だったり、あってはならないことの場合に用いられる表現になるので、そうではない場合にはこうとは使わないのが通例です。
「このような件」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「このような件」は、先のようにそれがよくないことになった場合に用いられることが多く、その他にも「このような件を報告する訳にもいかず〜」のように、素直に報告ができないような内容(それをすると具合が悪い)だといったような使い方をするための表現です。
また、「このような件を二度と引き起こさないように〜」と用いても、やはりそれが悪い内容だという解釈になるように、この表現を見ただけで、何かしらのあまりよくない話になるのだと分かってしまうという訳です。
「このような件」を使った例文
・『このような件はもうあってはならないと思います』
・『このような件に巻き込まれた所為で、余計な時間をとられてしまいました』
「このような件」の類語や言い替え
・『この件』
こう短くして使うと、悪い意味になる場合だけでなく、様々なケースに対して用いることができます。
「この件は○○さんにも共有しておきます」、「この件はとてもいい例になったと思います」などと、よくも悪くもない、またはいい意味になる使い方をするために用いる場合も多く、「この件はさすがに容認できない」のように、悪い意味にも使うことができるため、「このような件」とは違って、それだけでどんな件なのかの判断はできません。
まとめ
「このような件」は、その件があまりよくない意味になる使い方をする表現です。
そんなことはあってはならない、そのためにこんなことになったなどという用い方が多く見られ、主にその手の注意や報告になる文章で使われています。
