「これまでと変わらず」はビジネススピーチや報告書などでよく使われる言葉です。
日常生活でも用いられることがある表現ですが、ビジネス用語の「これまでと変わらず」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「これまでと変わらず」とは?
「これまでと変わらず」とは、「今までそうであったのと同じ状態が変わることなく継続すること」という意味で使われているビジネス表現です。
過去から現在にまで続いてきた何らかの関係性が未来においても変化することなく継続されることを意味します。
「これまでと変わらず」の「これまで」が表しているのは相手先との協力関係や業務上の体制、研究への努力や売上増への尽力など過去から現在まで続いてきた物事です。
これまでずっと続いてきたことが変化することなく維持される場合に用いられる表現が「これまでと変わらず」です。
変化しないことを強調することで絆の強さや思いの強さをアピールする目的や単に事実を指摘する意味でも使われます。
「これまでと変わらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「これまでと変わらず」というのは現在まで続いてきたことをこれからも変化させずに続けていく、という強い気持ちをアピールする効果があります。
その一方で旧態依然としたまま変える気がなく変化への努力を怠っている、と受け取られる可能性もあります。
ネガティブに受け取られないよう「これまでと変わらず」という表現を使う時は消極的な選択肢ではなく前向きな気持ちで取り組んでいることを強調しましょう。
「これまでと変わらず」を使った例文
・『これまでと変わらず吟味した材料を使い続ける』
・『これまでと変わらず良い協力関係を続けていきたいと思っている』
・『これまでと変わらずお客様第一を掲げて営業していく』
「これまでと変わらず」の類語や言いかえ
「今までと変わらず」「過去からの積み重ねを変えることなく」「変わらぬ努力を続け」といった表現に置き換えられます。
まとめ
「これまでと変わらず」は変えずに続けてきたことに価値がある場合の表現です。
横使われるビジネス表現なので覚えておきましょう。
