ここでは「これを機に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「これを機に」とは?
「これを機に」は、これをいい機会として、という意味になります。
その意味を縮めた表現だと考えてよく、「パソコンを購入したので、これを機にプログラミングの勉強でも始めてみようと思う」といったような使い方になり、パソコンを購入したことをいい機会として、と言っています。
基本的には、このように自分が何かがあったことをいい機会にして、と続けて用いる表現になりますが、「彼は先日の健康診断で太り気味だと診断を受けたらしく、これを機にダイエットを始めると言っていた」などと、誰かのことと使うこともできる表現です。
「これを機に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「これを機に」は、先のように、これをいい機会として何かをしたい、するつもりだといった用い方になると考えていいでしょう。
それさえ覚えておけば特に難しい表現ではありませんが、文章で使う時には少し注意点があります。
それは、「これを期に」としてしまうことで、こちらは間違いになるので気をつけてください。
また、「これを起に」という使い方もありますが、この表現は間違いではなく、「これを機に」と同じように用いることができます。
ただし、一般的ではないため、無理にそちらにする必要はありません。
「これを機に」を使った例文
・『就職が決まりましたので、これを機に引越しをすることにしました』
・『スマホを買い替えたため、これを機に今までやっていなかったオンラインゲームでも始めてみようと思います』
「これを機に」の類語や言い替え
・『(これを)好機と捉えて』
こちらも同様に、何かをいい機会として、という意味になります。
よって、言い替え表現になりますが、堅い使い方になるため、口語で用いるには向いていません。
また、使う相手も目上の人でないと適していないことが多いので、そういった使い方になる表現だと考えてください。
まとめ
「これを機に」は、何かの際に、それをいい機会にして、と用いられます。
そのタイミングで何かを始める、そうしようと考えているといった使い方になり、そういう決意だと誰かに伝えるために用いられています。