ここでは「ご指摘の通り」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご指摘の通り」とは?
「ご指摘の通り」は、その通りだという意味で使う表現です。
相手から伝えられた内容の通りなので、という解釈になり、この後にその内容が続きます。
例として、「ご指摘の通り、そちらはまだ完成しておりません」といったような使い方になり、この場合は何かがまだ完成していないのかと問われたケースになります。
口語で使うこともありますが、文章で用いられることが多く、この表現が使われる際には使う方にとって都合が悪いことになっている場合が多いため、後に続ける指摘された内容についてはできるだけ丁寧にする必要があります。
痛いとことを突かれたといった指摘だった場合には、よりそちらに気をつけて返答するように心掛けてください。
「ご指摘の通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご指摘の通り」は、意味になる「その通り」と言い替えても普通に文章として成立します。
それをビジネスや目上の人に向けに丁寧にしたものだと考えてよく、特にビジネスシーンではその通りですなどという使い方はまずしないもので、この「ご指摘の通り」などと言い替えるものです。
意味としては単純で、使い方も難しい訳ではありませんが、すぐにこの表現を使ってしまうことのないように注意が必要してください。
それは、何ごとに対してもその通りだからと言って、何度も「ご指摘の通り~」と返してしまうと誠実さに欠けることになってしまい、本当に分かっているのかなどと思われてしまいかねないからです。
ビジネスでは丁寧な表現であれば何度も使っていいという訳でもない例がこれだと考えていいでしょう。
「ご指摘の通り」を使った例文
・『ご指摘の通り、見通しが甘い点は承知しております』
・『ご指摘の通り、今月中には難しく、来月になってしまうと考えています』
「ご指摘の通り」の類語や言い替え
・『ご推察の通り』
「ご指摘の通り」を更に丁寧にした形です。
「推察」は相手が考えていることを指しているため、こちらも崩せば「その通り」で十分代用できます。
「ご指摘の通り」より堅い表現になるため、使う相手には注意してください。
・『仰る通り』
「おっしゃあるとおり」とは発音し、こちらでも意味は一緒です。
丁寧な表現で、口語ではこちらが一番使われることが多く、文章にする場合に「ご指摘の通り」とするといいと覚えておくといいかも知れません。
まとめ
「ご指摘の通り」は、その通りだと相手に伝えるために用いる表現です。
文章向けの表現になるためそちらで使われることが多く、その意味から、この後に続ける内容には注意して丁寧な言葉を使ってください。