「ご興味がありましたら」とは?
ビジネスメールや会話での使われ方や敬語の使用方法を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「ご興味がありましたら」とは?
この言いまわしの「興味」とはある対象に対する特別の関心のことの意で、接頭辞の「ご」をつけて「ご興味」という敬語になっています。
この「ご興味」に動詞の「ある」と丁寧語の「ます」をつけ、仮定形にしたのが「ご興味がありましたら」です。
よって、この言いまわしは「特別に関心を持っているのでしたら」という意になります。
「ご興味がありましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言いまわしは特にビジネスの場に限定されず、日常生活上でも普通に使われています。
用いられます。
この使われ方の例として一例を挙げると、たとえば私がある新商品を友人に紹介したとします。
その商品の特長や機能、価格、買った人の口コミ情報などを友人に伝え、友人に関心があるのなら、一度実際に使ってもらってもよいと考えた場合、このフレーズを使います。
その場合、「どうしてほしいか」といった内容の言葉が後に続き、「ご興味がありましたら一度使ってみて」といった使い方になります。
「ご興味がありましたら」の正しい敬語表現
この言いまわしには丁寧語の「ます」が付加されており相手に敬意を示す敬語表現のため、いちおう目上の人に使用できます。
しかし、敬語のレベルが低いため、目上の人に使用する機会は少ないフレーズですが、どうしても使いたい場合は後ろに続く文章を敬語にして合わせて使用するようにしましょう。
たとえば、上述の例文のように後ろの文章を丁寧な言いまわしにすることでこの一文は敬語表現となります。
「ご興味がありましたら」を使った例文
この言いまわしを使用した例文を以下に紹介します。
・『もし、ご興味がありましたら声をかけてください』
・『ご興味がありましたら一緒に見に行きましょう』
「ご興味がありましたら」の類語・言い替え
この言いまわしの類語・言い替え例を以下に紹介します。
・『ご関心がありましたら〜』
・『気になったものがあれば〜』
・『お気に入りでしたら』
「関心」はある物事に特に心を惹かれ注意を向けることの意で、「興味」と同じような意味合いで使用されます。
「気になったもの」「お気に入り」は好みに合うことの意で、よい意味で興味を持つことを表わします。
なお、「ありましたら」は「あるようでしたら」と言い替えができます。
まとめ
この言いまわしは、相手の関心の有無を問う時に用いる言いまわしです。
いちおう丁寧な表現ですが、目上の人に使うには敬語のレベルが低く、使用する機会は少なく、雑誌の記事や店の店員がお客様に対して用いることが多いようです。