配慮が必要な場で使われる「ご配慮いただきますようお願い申し上げます」。
ここでは詳しい意味と使い方について解説していきます。
「ご配慮いただきますようお願い申し上げます」はどういう意味?
「ご配慮いただきますようお願い申し上げます」とは、この物事について配慮してくださいという意味を持ちます。
「いただきますよう」や「申し上げます」を使用してこの言葉を丁寧にしているわけです。
配慮には心遣いという意味がありますから、相手に心遣いをお願いする場面で使われます。
他にも「ご配慮のほど、よろしくお願いいたします」や「ご配慮くださいますようよろしくお願いいたします」などがあります。
これらの表現も同じような意味を持ちます。
「ご配慮いただきますようお願い申し上げます」の使い方は?
先程、この物事について配慮してくださいという意味があると説明しました。
それではビジネスの場において、この言葉を使うのはどういった場なのでしょうか。
実は、あらゆるビジネスメールで締めの言葉として使われているんです。
例えば取り扱いを気をつけてほしい情報を送付する時。
「お取り扱いについてはご配慮いただきますよう、お願い申し上げます」のように締めの言葉として使用します。
これで「この情報は扱いにくれぐれも気をつけてください」と相手に伝えることができるわけです。
他にも飲み会等の開催をお知らせする場面でも使用します。
この時に使われるのが「他のお客様のご迷惑にならないよう、ご配慮いただきますようお願い申し上げます」です。
ビジネスシーン以外でも、飲食店の貼り紙等で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
このように、物や周りに対して配慮が必要な場合に使われることが多い言葉です。
「〜いただきますよう」と「〜いただけますよう」の違いとは?
「ご配慮いただけますよう〜」という言葉を見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一文字違うだけのこの言葉。
何が違うの〜と疑問に思う方も少なくないと思います。
結論として、あまり違いはありません。
強いてあげるとすればそれはニュアンスの違いです。
「ご配慮いただきますよう〜」は先程説明したように、配慮をお願いします。
という意味。
一方「ご配慮いただけますよう〜」には配慮をお願いできますか?という意味があります。
どちらも意味は同じですが、ニュアンスが微妙に違いますよね。
後者の方が柔らかく感じる、という方もいるのではないでしょうか。
まとめ
「ご配慮いただきますようお願い申し上げます」について解説していきました。
いかがでしたでしょうか。
一見ビジネスメールでは使わない言葉に思えます、意外と使われている場面があります。
どのような場面で使われているか、自分でも探してみるのもいいかもしれません。
また、ニュアンスが微妙に違う言葉についても紹介しました。
相手や場面によって上手に使い分けられるようになりましょう。