ここでは「ご一考いただけますと幸いです」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご一考いただけますと幸いです」とは?
「ご一考いただけますと幸いです」は、何かを考えてもらえるようにその相手に対して用いる表現です。
「そのようになりますが、ご一考いただけますと幸いです」のような使い方になり、この場合、そうなることを考えてもらいたい、つまりはそれを了承して欲しいといった意味で使っています。
決して強要ではないながら、ここでの考えるとは、この表現と共に伝える内容で構わないかと考えてもらうことだと解釈していいでしょう。
よって、先の使い方のように、このようになるが、それでいいか考えてくださいという用い方のための表現になり、そのように丁寧に伝えるために文章にてビジネスシーンやBtoCの場面でよく用いられています。
「ご一考いただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご一考いただけますと幸いです」は、前述のように、使う側の提案などを了承してもらえるかと使う表現になりますが、応用として「この二種類のみとなりますが、ご一考いただけますと幸いです」のように、提示する内容が1つではない用い方をすることもでき、この時にはその二種類から選んで欲しいと伝えており、もちろんどちらも選ばずにキャンセルを選択されることもあります。
ビジネスやBtoCで使われることが多いと書きましたが、その他のシチュエーションでも丁寧にこれでいいかと聞きたい時に用いられており、この表現であれば、相手が上司や目上の人であっても失礼になることはありません。
ですが、堅い表現のため、社内で用いる時にはそれなりに立場が離れている(相手の方が上)場合でないと仰々しくなってしまうのでその点には注意してください。
「ご一考いただけますと幸いです」を使った例文
・『そのようになってしまいますので、ご一考いただけますと幸いです』
・『そちらですと、12日か13日のどちらかになりますが、ご一考いただけますと幸いです』
「ご一考いただけますと幸いです」の類語や言い替え
・『ご検討いただけますと幸いです』
こちらもそのように考えて欲しいという意味で使われる表現です。
同様に用いることができますが、「ご一考」よりも一般的な表現と言えるため、それほど堅くなることがありません。
そのため、社内で用いる時にはこれを使う方が向いています。
まとめ
「ご一考いただけますと幸いです」は、こちらの提案などを強要することなく、聞いてもらえるかどうかと訊ねるために使われます。
丁寧な表現ですが、それなりに堅さが出ていることから、他社や立場がそれなりに上になる相手に用いるのに向いている表現です。