相手に感謝を述べるような場合には、「ご丁寧に」というフレーズを含めることがあります。
これを使うことで敬意を伝えられますが、単純であるのと裏腹に使う場合に気をつけたい言葉です。
ご丁寧にの使い方などについて、くわしくご紹介します。
「ご丁寧に」とは?
相手が丁寧な振る舞いをしてくれたことに対して、敬意や感謝を表す時に使われる表現です。
「ご丁寧に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
日々過ごしていると、他人から丁寧に接してもらう機会は度々あります。
丁寧な案内、指導、運搬、応対などがありますが、そのような振る舞いを受けた時に「ご丁寧に」を使うことで、相手に対しての敬意と感謝を示すことができるでしょう。
これは「ありがとう」などの、感謝の言葉を付けるだけでも成り立ちます。
しかし「道を案内していただき」のように、どんなことを丁寧にされたかをはっきりと伝える用法も可能です。
ただし「ご丁寧に」を使う場合、過剰な敬意であると捉えられる場面もあるので注意してください。
特に年配の人には、これを嫌味と受け取る人もいるとのことで、尊敬語の「ご」を付けないなどの用法が取られることもしばしばです。
「ご丁寧に」を使った例文
・『今日はご丁寧に荷物を運んでくださいまして、ほんとうに助かりました』
・『いつもご丁寧に子供の勉強を見ていただいて、とても感謝しています』
「ご丁寧に」の類語や言い替え
「ご親切に」は、相手からの思いやりの籠もった行動を受けたことに対して、感謝を伝えるための表現です。
「親切丁寧に」は、親切にされると共に、丁寧に対応してくれたことについてを言い表しています。
「丹念に」は、心を込めて念入りにするとの意味がある表現です。
「親身になって」は、まるで家族に対して接するように、優しい気遣いを受けることを表しています。
「熱心に」は、ある物事に深く心を打ち込むことを表す言葉です。
まとめ
相手からの丁寧な行動に敬意と感謝を伝えるために、「ご丁寧に」を使うことができるのでした。
ただし相手によっては過剰な表現に感じられることもあるので、「丁寧」としたり別の言葉に言い替えが必要でしょう。
「ご親切に」など様々な表現が存在するので、相応しいものを選び取ってみてください。
