ここでは「ご了承の程お願い申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご了承の程お願い申し上げます」とは?
「ご了承の程お願い申し上げます」は、何かを分かってもらいたいと考えて使う表現です。
「こちらの商品は発送は来週以降になってしまいます。
どうぞご了承の程お願い申し上げます」のように用いると、その商品の発送はそうなってしまうことを分かってもらいたいと伝えています。
とても丁寧に、そうだと分かってくださいと言っていることになりますが、一方的にそうお願いすると用いているため、このように使われた内容については絶対的なものだと考えていいでしょう。
「ご了承の程お願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご了承の程お願い申し上げます」は、先のように、それが絶対的な内容だと使う表現になります。
例えば、「○時以降のご入場はできません。
ご了承の程お願い申し上げます」といったような使い方をすると、その時間以降には入場はできないと言い切っており、「購入後の返品、交換などは一切受け付けておりません。
ご了承の程お願い申し上げます」と用いれば、購入した後でそういったことは一切受け付けないと強く念を押していることになります。
「ご了承の程お願い申し上げます」を使った例文
・『こちらは1人1点のみの販売となっております。どうぞご了承の程お願い申し上げます』
・『このメールアドレスへの返信は受け付けておりません。悪しからずご了承の程お願い申し上げます』
「ご了承の程お願い申し上げます」の類語や言い替え
・『ご承知の程よろしくお願いします』
この「ご承知」としても、同様の意味で使うことができます。
よって、そのまま言い替えになり、こちらを用いても特に変わりはありません。
ですが、どちらかと言えば「ご了承の程」の方が一般的な表現になり、こちらは「ご理解、ご承知の程〜」といったように用いる場合に向いています。
そのように使っても意味はほとんど同じですが、よりそれを分かって欲しいと強く伝えている用い方です。
まとめ
「ご了承の程お願い申し上げます」は、何かを分かって欲しいと伝えるために用いられています。
とても丁寧にそれをお願いしていることになりますが、それでいて内容的に絶対的なものになり、そうだと言い切っている表現です。
